今回は結構厳しい話をします。
アフィリエイトは誰でも稼げる。楽に稼げる。片手間で稼げる。
そんな甘い言葉がまだまだ多く聞かれます。
その一方で「アフィリエイトはオワコン」という言葉もあちこちで聞かれるようになりました。
正直、アフィリエイトは稼げると楽ですが、楽に稼げるわけじゃないし、誰にでもできるものだとおも思いません。
しかし、運良く稼げるようになった時に注意してもらいたいことがあるので、今回は思い切って記事にしました。

【実録】アフィリエイトで稼げなくなった話
自分の体験談を元に、アフィリエイトで稼げなくなった後の世界について話していきます。
結論から言うと、かなり厳しい現実が待っています。しかし、それは決して「悪い」ことじゃありません。
それでは、ここから時系列でアフィリエイトで稼げなくなったその後の世界について詳しくみていきましょう。
2016年5月に最高月収255万円を達成したその後
自分は2013年にアフィリエイトを始めて、2015年6月に始めて月収100万円を突破しました。
そこから毎月7桁の報酬を得ていき2016年5月に最高月収255万円を達成しました。
そこから、売り上げは徐々に減っていきました。
そして、その売り上げを補填するためにFB広告を使った広告事業に参入することに。
しかし、うまくいかず、早期に撤退。
それでもアフィリエイトの売り上げもまだ7桁あるし余裕だろうと思っていました。
しかし、少しずつメンタルが蝕まれていきました。
「子供に誇れる仕事がしたい」
その思いが日に日に強まっていったのです。
2017年12月2日にサイトを全削除する「暴挙」を決断する
自分は、真面目な人間で頑固な人間です。
「子供に誇れる仕事がしたい!」と思い出してしまったら、そのように方向づいてしまいます。
結局、それまで育て上げたアフィリエイトサイトたちを全部削除することに決めました。
売却ではなく、削除です。
当然その当時も売り上げはありましたが、全て削除する決断をしました。
そして、その決断の1週間後にいわゆる「健康アップデート」が訪れました。
すでにサイトの削除を決めていたので、アクセスの細かい変動は見てませんでしたが、売り上げは落ちてたと思います。
そして、実際にサイト削除を敢行。
2017年12月29日〜31日のことでした。
年末の大掃除をするかのごとくサイトを全削除しました。
氣分一心。
その時は晴れやかな氣持ちで、「これから新しく自分らしいビジネスをするぞ!」という意気込みでいました。
2018年1月からの激動の日々
それまで「アフィリエイト」で稼いできたため、それ以外の稼ぎ方についてはまだまだ素人同然でした。
そして、頑なに「アフィリエイト」はやらないと決め込んでいたので、かなり視野が狭くなっていました。
アフィリエイトの経験を生かして、コンサルティングをしたり、自主教材を作って販売したりして、
なんとか食いつなぐ日々。幸い貯金があったのでどうにかなりますが、かなり精神安定上よろしくありません。
その後、さらにアップデートが何度もあり、アフィリを辞めてから立ち上げたメインのメディアの収益も安定しません。
そんなこんなで2019年、再度アフィリエイトを実践するべく動き出しました。
具体的には、アドセンスメインのトレンドメディアを立ち上げ月間PV5万を超えるまでに育てるも、やっぱり「自分がやる仕事ではない」と思ってしまい、途中で中止。
その後は、自主講座の運営や自主教材販売、コンサルティング事業をメインに活動しています。
その業務の大変さを考えると、改めてアフィリエイトのすごさが実感できました。

【実録】アフィリエイトで稼げなくなり丸裸にされた時に残った3つのものとは?
いやー、自分の場合は自ら決断してアフィリエイトサイトを削除した経験があります。
しかし、どこかで「アフィリエイト」に依存していました。
また何かあればアフィリエイトで稼げば良いや。そんな甘さが自分にありビジネスがきつくなりました。
そして実際にアフィリエイトで稼げなくなり、自分が丸裸になった時に「ない」ものがいくつもあることに氣づきました。
結果として自分に残っているものが浮き彫りになったのです。
1. アフィリエイトで稼げなくなると浮き彫りになる「自分のスキル」
アフィリエイトで稼げている時には、あまり意識はしないですが稼げなくなると、「どうやって稼げば良いのか?」という視点が入りやすくなります。
ビジネスは価値と価値の交換ですから、「自分ができることでお金をいただけること」を提供していくことになります。
その時に、いかに自分に「お金になるスキル」がないかが突き付けられました。
結局、市場では自分の市場価値が重要になります。それは結局、同じような第三者との比較によって目減りしてしまうものです。
自分が50できることでも、100できる人と比較された瞬間に自分の価値は下がってしまうのです。
そんな厳しい現実が待ち受けていることに始めて氣づきました。
だから、アフィリエイトで稼げなくなる前に、スキルをしっかりと身につけておくべきだったと反省しました。
2.アフィリエイトで稼げなくなると「リスト」の重要性が身に沁みる
よくネットビジネスは「リスト」が資産になる、というお話は聞くと思います。
まあリストという呼称が若干気に入りませんが便宜上、お客様の名前とメールアドレスの顧客情報のことを「リスト」と呼ばせてください。
で、
自分はそのリストの本当の意味を知りませんでした。
でもアフィリエイトで稼げなくなってから、その強力なメリットを痛感することに。
「売りたい時に売る相手がいない」
アフィリエイトを実践中はSEOで集客してましたから、アクセスがあるうちは「売りたい時に売る相手がいない」という状態にはなりません。
1つのサイトが稼いでいるうちに、次のサイトを立ち上げて商標でSEOあげて、稼げるようにする。
これを何度も繰り返していると、どれか1つが稼いでくれている間は「売る相手がいない」という状況はありません。
しかし、アフィリエイトをやめて集客経路を断ち切ってから、「リスト」の本質的な価値に氣付きました。
もちろん、自分もリストは保有してましたが、それほど本氣で集めていなかったので、かなりの苦戦を強いられました。
アフィリエイトは、顧客情報を知ることが出来ません。
なのでSEOに依存している限りはアフィリエイトで「不労所得」という状況は永遠に作ることが出来ないのです。
リストがいかに重要か、身にしみて感じています。
3.アフィリエイトで稼げなくなり自分の「セルフイメージ」が丸裸に
最後はそれこそ「自分」という存在が丸裸にされました。
自分は何者なのか。何ができるのか。はたまた何のために生きているのか。
稼げていると、その稼ぐ額が自分のアイデンティティになっていたりします。
そのアイデンティティでお客さんを集めると、稼げなくなった瞬間にそれはそれはひどい自己嫌悪に襲われます。
結果的に、自分も少なからず「稼いでいた額」でセルフイメージを作り、アイデンティティを形成していました。
なので、アフィリエイトサイトを全部削除した時に、「私は一体何者なのか?」という疑問が大きくなってしまったのです。
僕は、稼げなくなったら何の価値があるのか。
そんな風に思うこともありました。
自分が貢献出来ている価値で自分のセルフイメージを作るのはもろ刃の剣です。
自分が貢献できなくなった瞬間にセルフイメージも比例して下がってしまうのです。
人間は生きているだけで価値がある。
その絶対的な自己肯定感が重要なのだと、アフィリエイトで稼げなくなり知ることが出来ました。

これからアフィリエイトを始める人・売り上げが落ちている人へ
自分がアフィリエイトで稼げているうちは、「これがずっと続く」という万華鏡写輪眼(幻想)の中にいます。
そう思ってなくても、潜在意識はそうやって勘違いしがちです。
そうなると、どうしても浪費しがちだし、作業もさぼりがちになります。
それでもちゃんとコツコツ仕事を積み上げていくことをおすすめします。
それから、ちゃんと未来のビジョンを明確にして作業をすること。
1年後、3年後、5年後、10年後自分はどうなっていたいのか?
それが不明瞭だと自分のように、「何のためにお金を稼ぐのか」分からなくなりサイトを全削除したくなるリスクがあります。笑
なので、自分がネットビジネスで稼ぐことで、どのようにお金を使うのか、どうなりたいのか、を明確にしてください。
そうすることで、その時に必要なスキルがしっかりと身につきますし、また、しっかりとした資産形成ができていきます。
本物の資産とは、自分の中に経験として蓄えられるノウハウや経験値だと思っています。
それらを駆使して、いつでもどこでもゼロから1を生み出せる自分になってください。
アフィリエイトで稼げなくなっても、手元に残るもの、それが本物の資産です。
ぜひお金だけでなく、スキルやリスト、経験を積み重ねていってください。
最後までお読みいただきありがとうございます!

