ここ最近ちょっと不安定で、今日は久しぶりに、行動が止まりました。
急に息子に当たり散らす自分もいました。
何だったんだろう。
そんな時に、事務所でふととある本が目に留まりました。
「エニアグラム」の本でした。

エニアグラムのタイプ9の自分と向き合う

出典:http://www.transpersonal.co.jp/
自分はエニアグラムのタイプ9「調停者」の属性です。
ウィングは1番です。
始めて聞く方は「ん?なんのこっちゃ?」って思うと思います。
ざっくり説明しますと、エニアグラムとは人間を9つのタイプに分類して、それぞれの性格の傾向を分析し、人生をより良くするために活用していこうとする性格診断プログラムです。
それぞれのメインのタイプと、ウィングといって、メインのタイプの両脇どちらかの属性を持つという考え方をします。
ぶっちゃけ、自分はこういった類の占いとか性格診断とか全く信じてなかったのですが、とある人に紹介されて実際にエニアグラムのタイプを出してみたら、恐ろしいぐらいに正確に当てハマってて、「ゾッ」としたぐらいです。
それから、自分をより良い状態に導くために使わせてもらっています。
エニアグラムでは、統合と分離という概念があって、そのタイプの人がより統合に向かうとさらに1つ上のタイプに、分離すると1つ下のタイプにうつるという考え方があります。
タイプ9なら、統合に向かうとタイプ3に、分離に向かうとタイプ6の属性の性質がより濃く出てきます。
今日の朝の自分の行動がまさにタイプ9の分離の行動だということに氣付いたのです。
そこで、心を鎮めて自分と向き合うことにしました。
エニアグラム・タイプ9の生き方にヒントをくれる十牛図
エニアグラムのタイプ9は分かりやすく言えば平和主義者です。
争いを好まず、調和を最重要に考えます。
一般的にはマイペースとかノロマなどと揶揄されますが、自分のペースでしっかりと歩みを進めるカメさんタイプです。
ただ、現実逃避が好きだったり、問題から目を離す側面があったりとマイナス要素も数多くあったり・・。
しかし、それらは表裏一体。
プラスの面もあればマイナスの面もあります。
それをいかに人生に活かしていくかが重要です。
そんなエニアグラムをどう活用するのかを考えていた時にある本に出会いました。
読んでませんが、めっちゃ惹かれるタイトル。
『意識の10の階梯―意識進化の羅針盤「エニアグラム」と「十牛図」』
プレミアついて1万円近い・・
で、ここで初めて「十牛図(じゅうぎゅうず)」という言葉を知りました。
この十牛図がエニアグラムタイプ9の生き方に重要なヒントをくれました。
十牛図とは?
この十牛図とは仏教でいう「禪」の状態、いわゆる「悟り」の状態を目指すための段階を牛を用いた比ゆ的な表現で、10段階で解説してくれています。
ここでは十牛図の細かい解説はしませんが、10段階で今の自分の状態を知れるという点で、「自分探しを客観視できる図」ともいえます。
- 尋牛(じんぎゅう):牛を尋ねて自分探しの旅が始まる
- 見跡(けんせき):牛の足跡を見つけて自分探しのきっかけを掴む
- 見牛(けんぎゅう):牛を発見!自分を見つける
- 得牛(とくぎゅう):牛を得る。自分を捕まえる。
- 牧牛(ぼくぎゅう):牛を放し飼いにする。自分をしっかりと把握する。
- 騎牛帰家(きぎゅうきか):牛に乗り帰宅。自分探しの旅からの戻る。
- 忘牛存人(ぼうぎゅうぞんにん):牛を忘れて自分だけが存在する。自分探しをすることがなくなる。
- 人牛倶忘(じんぎゅうぐぼう):牛も人も忘れる。自分から解放され悟りすら忘れられた境地。
- 返本還源(へんぽんげんげん):元の自分に戻る。原意識に戻りありのままの自分に戻る。
- 入鄽垂手(にってんすいしゅ):ぶらりと町に出かけてみる。人と会い循環を起こしていく。
これが大まかな十牛図の概要です。

自分探しの旅に出やすい?エニアグラムのタイプ9の最大の落とし穴とは?

さて、エニアグラムに話を戻します。
エニアグラムのタイプ9はエニアグラムの表の頂点に位置していて、どのタイプにでもなれると言われるぐらい、オールマイティなタイプでもあります。
要するに、調和を取る中でどのタイプとも調和し、あたかもそのタイプの自分になり切れるということ。
しかし、タイプ9が最もなれないのが、実はタイプ9なんです。
「どゆこと?」
って最初思いましたが、エニアグラムのタイプ9はもっともタイプ9のことを知らないということ。
つまり、自分探しの旅に出やすいのがタイプ9ってことです。
そこで、先ほどの「十牛図」という考え方がめちゃめちゃ分かりやすく自分に出会える最短ルートを示してくれているんです。
エニアグラムのタイプ9が自分探しの旅をするなら
先ほどの十牛図に従ってみていくと、自分探しの旅は結局自分の内側の自分に氣付けるかどうかという点につきます。
すでにそこにある自分を再発見できるかどうか、ということです。
それを外側に探しに行くとドツボにハマるんですねぇ。
自分の場合は、武術に出会えたことで内側の自分と出会うことが出来ました。
武術では、自分の内側を対人(相手を通して)で外観します。
よく瞑想などで内観して内側の自分に出会おうとする方法がおススメされてますが、自分にはちょっと向きませんでした。
というのも、内側にどんどん入っていくと人に会わなくなるし、社会性が損なわれてく感じがあったからです。
しかも、思い込みに入りがちで、結局その自分って自分が作り上げた妄想でしかないように感じました。
でも、相手を通して自分を観測する武術の方法なら、相手との調和の中で自分自身を再確認できるので非常にズレが少ないです。
自分は整っているように感じてたのに、相手との間にぶつかりがあり調和しづらかったりすると、いかに自分の思い込みが危険なのかを確認できました。
そんな、相手との間で自分を探す方法が、まさに十牛図で解説されている方法とリンクするんです。
結局最後は自分自身を探し当てた自分でまた人に会いに行こうという十牛図の理念にグッときました。
自分は別に宗教とか興味ありませんが、禅の概念は非常に人生にとって有益だなと感じました。
自分をより深く知ることで自分を客観的にコントロールする
結局、エニアグラムも他の性格診断も、占星術とか占いも、より深く自分を知ることで、自分を客観的にコントロールしてより良い人生を歩んでいくためのツールなんだと思います。
となれば、別に何の方法だっていいし、ツールに頼らなくてもいいと思います。
要は、自分の内側から出て、客観的に自分を観測して理想の自分とのズレを修正して、軌道修正していく。
それを外側からコントロールする、メタ認知的なスキルが身につくことで、より加速的に人生をより良くしていけるんだと思います。
自分は、今朝の分離的な行動から統合に向かうために、たまたまエニアグラムの本が目に入ったのでラッキーでした。
いや、無意識に目に入れて情報を収集したのかもしれません。
より主体的に行動したという認識の方が楽しいのでそっちを採用します!笑
今日はちょっとネットビジネスと違う話でしたが、何か氣付きを与えられたら幸いです。
あなたはどんな自己分析ツールを持っていますか?
ぜひコメントお待ちしてます^^

